お稲荷様は怖い神様?祟りの噂と真実を神職が解き明かします
光明稲荷神社 神職・髙野みどりです。
いつも当ブログをお読みいただき、誠にありがとうございます。
本日は、多くの方から繰り返し寄せられるご質問、
- お稲荷様って怖い神様なの?
- 稲荷神社に行くと祟られるって本当?
- 狐を祀っているから危険なの?
といった 「お稲荷様=怖い・祟る」というイメージ について、
神職として、また長年の体験を通して得た知見をもとに、
誤解を一つひとつ丁寧に解きほぐしていきたい と思います。
なぜ「お稲荷様は怖い」と言われるようになったのか?
「知らないものは怖い」
これは人の心の自然な反応です。
人は、
理解できないもの
見えない世界
説明されない信仰
に対して、
恐怖 → 不安 → 疑念 → 拒絶
という流れをたどりやすいのです。
私自身、スピリチュアルセッションを始めた当初、
「この人、大丈夫なの?」
「怪しくない?」
そんな空気の中で針のむしろのような経験をしたことがあります。
お稲荷様に対する恐怖も、
この心理構造ととてもよく似ています。

お稲荷様は本当に「怖い神様」なのか?
結論:答えは「いいえ」です
お稲荷様、正式には 稲荷大神様 は、
日本全国で最も広く信仰されてきた神様の一柱です。
稲荷大神様の本来のご神徳

稲荷大神様は、
- 五穀豊穣を司る 食の神
- 衣食住を守る 生活守護の神
- 商売繁盛・産業振興の神
- 開運・除災招福・芸能上達の神
といった、
人が生きていく上で欠かせないすべてを守護する大神様 です。
つまり――
「怖い神様」どころか、
最も身近で、最も現実的なご加護をくださる神様 なのです。
歴史が証明する稲荷信仰の正統性
朝廷からも格別に崇敬された神様
平安時代の公卿・歴史家である
北畠親房 の著した『二十二社記』には、
稲荷神が国家鎮護の神として記されています。
また、
- 清少納言
- 空海
といった歴史的人物も、
伏見稲荷大社 や稲荷山に深く関わってきました。
これは、
「稲荷神は低級神」「祀ると地獄に落ちる」
といった噂が 歴史的に完全に矛盾している ことを示しています。
「稲荷神社に行ってはいけない」は本当?

むしろ「必ず参拝すべき神様」
これほどまでに長い歴史の中で、
朝廷・僧侶・文化人・商人・芸能者に崇敬されてきた神様が、
「行ってはいけない」存在であるはずがありません。
稲荷大神様は、
正しい努力・誠実な生き方を後押ししてくださる神様 です。
「お稲荷様=狐」は大きな誤解

狐は神様ではありません
稲荷神社に狐の像があるため、
「狐を祀っている=稲荷神は狐」
という誤解が広まりましたが、これは完全な誤認です。
狐の正体とは?
狐は、
- 稲荷大神様の 御眷属(使者)
- 霊狐(れいこ)と呼ばれる霊的存在
であり、
動物でも動物霊でもありません。
狛犬と同じく、
神様をお守りし、神意を伝える存在です。
「祀ると祟られる」という噂の真相
祟りの正体は「稲荷大神様」ではない
私がこれまでに受けてきたご相談の中で、
- 稲荷の祠を壊したら不幸が起きた
- 祀るのをやめたら家系が傾いた
というケースは多数あります。
しかし、霊視をすると――
そこに稲荷大神様がおられたことは一度もありませんでした。
実際に起きていたこと
- 正式な御分霊がない
- 神札も祝詞もない
- 民間信仰のまま放置されていた
その結果、
邪神・邪霊が居座っていた ケースがほとんどです。
正神界の神様は「祟らない」
正神界の神々は、
- 不誠実だからといって祟ることはない
- ただ静かにその場を離れられる
ご神徳が失われるだけで、
人を不幸に陥れることはありません。
本当のご加護とは「正しい道への導き」
稲荷大神様のご加護は、
- すぐにお金が増える
- 楽に願いが叶う
というものではありません。
試練を超える力を授けてくださる
- 嘘をつかない
- 私利私欲に溺れない
- 正しく生きようとする
その姿勢に対して、
必要な導きと力を与えてくださる のが稲荷大神様です。

祟りとは「悪因縁が引き寄せる結果」
恨み・妬み・執着・呪い――
それらは同じ波長の存在を引き寄せます。
「祟り」と呼ばれる出来事の多くは、
人の心が生み出した因果の結果 なのです。
稲荷大神様の素晴らしさを伝えるために

私がこの人生を生かされている理由の一つは、
稲荷大神様への誤解を解き、真実をお伝えすること だと感じています。
未熟ではありますが、
これからも体験と神職としての視点を交えながら、
皆さまにお伝えしてまいります。
まとめ|お稲荷様は怖い神様ではありません

- お稲荷様は日本屈指の福の神
- 狐は神様ではなく御眷属
- 祟りの原因は誤った祀り方や邪なる存在
- 正神界の神様は人を導く存在
この真実が、
少しでも皆さまの心を軽くし、
正しい信仰への一助となれば幸いです。
最後までお読みいただき、
誠にありがとうございました。
