桜に想う命の尊さとはかなさ 〜令和八年四月一日~月次祭のご報告〜

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春霞の朝に迎えた月次祭

皆さま、こんにちは。

光明稲荷神社 宮司  髙野みどりでございます。

やや春霞のかかる穏やかな朝、本日は令和八年四月一日。
光明稲荷神社月次祭を執り行わせていただきました。

静けさの中にも、どこか柔らかな春の柔らかな穏やかな
気配が満ちる、清らかなひとときでございました。

桜の花をご奉納 〜自然への感謝とともに〜

ご縁に導かれた美しい桜

この度の月次祭では、日頃より無農薬栽培のれんげ米でお世話になっております農家様の山に咲く、美しい桜の花を少し頂戴いたしました。

枝をいただく際には、桜の精霊にイナリダイジが心を込めてお許しを願い、丁重に切り取らせていただきました。

毎年変わらず咲き誇る桜の姿。
その艶やかで力強い美しさに、ただただ感謝の思いが湧いてまいります。

春の彩りを添えた御神饌

頂戴した桜は、稲荷大神様の御神饌に添えさせていただきました。
あわせて、桜餅や苺大福といった春らしい和菓子もお供えいたしました。

稲荷大神様からの清々しい青竹の色と優しい桃色の気に包まれ、まさに
春そのもののような、優しく幸せに満ちた空間となりました。

皆さまからのご奉納に感謝を込めて

この度も崇敬者の皆さまより、心のこもったご奉納の品々をお送りいただきました。

皆さまの感謝のお気持ちとともに、稲荷大神様へお届けし、
このひと月も変わらず健やかに過ごせますよう、心よりご祈念申し上げました。

誠にありがとうございます。

桜に重ねる命の姿

厳しい冬を越えて咲く花

桜の花は、冬の寒さをじっと耐え、
春のぬくもりを感じると、力強く芽吹き、見事な花を咲かせます。

まだ寒暖差の残る季節であっても、その命は迷うことなく花開きます。

大切な命との記憶

春は、私の愛猫たちが旅立った季節でもあります。

桜の花を見るたびに、さまざまな思いが胸に込み上げてまいります。

どんな境遇であっても、
命をいただいた以上、全身全霊で生きること。
己の力を尽くし、精一杯の花を咲かせること。

それは、大きな病を抱えながらも懸命に生き抜いた愛猫たちの姿と、どこか重なります。

命の尊さとはかなさ

すべての命に訪れる旅立ち

この世に生まれた命には、平等に必ず旅立ちの日が訪れます。

その日まで、懸命に生き、
そして一瞬の美しさを残して散ってゆく。

桜の花は、その姿を静かに教えてくれているように感じます。

今を生きるということ

神さまからいただいた尊い命。
いつ終わるとも知れない、はかない命。

だからこそ――
大切に愛し、最後まで一所懸命に生き抜くこと。

桜の花を見るたびに、その大切さを改めて心に刻むのでございます。

春爛漫、新しい一歩へ

さあ、いよいよ四月。
春爛漫の季節が始まりました。

それぞれの場所で、それぞれの花を咲かせながら、
元気に、一所懸命に歩んでまいりましょう。

笑う門には福来る。

皆さまにとって、あたたかく実りある春となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

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