「月次祭」光明稲荷神社 2025-5-1 

皆さま、こんにちは。光明稲荷神社神職髙野です。本日は2025年5月1日。新緑の季節を感じさせる清々しい朝です。光明稲荷神社「月次祭」を執り行わさせて戴きました。

この度の月次祭に崇敬者様、塚本様よりご奉納の品を戴きました。稲荷大神様にご報告と共にご奉納させて戴きました。誠にありがとうございました。

さて、今日は少し「月次祭」に関してお話をさせて戴きたいと思います。

目次

「月次祭」とは?

「月次祭」とは古代から毎月恒例定期的に執り行われる「国家繁栄、地域の安泰」などを主とした祈願神事です。

●読み方は?

読み方は、当社では、「つきなみ」と読んでおりますが「つきじ」「げつじ」と読まれる神社もあるようです。どちらがいいかは諸説あります。

●意味は?

「月次祭」の意味としては、毎回定例で執り行う催事です。当社では、毎月、一日と十五日に「月次祭」として執り行っております。

「つきなみ」という意味で良く知られている使われているのは、「並み」「よくあること」「平凡な」などというイメージがあり何ら面白味が無い感じがしますよね。

けれども、この「つきなみ」という意味は、決して「面白くない」という意味ではありません。毎月変わらずに繰り返されるこの月次祭は、「つまらない」「代り映えのしない」「ルーティン的な」事は全くありません。

その理由としては、毎月、喩え同じ一日、十五日であっても、毎日、喩え、同じ時間でも全く同じことは何一つない、まさに一瞬一瞬が大切な時なのです。この様に、定期的な祭りだからこそ大切に続けていく事が大事な事なのではないかと思います。

●「月次祭ってどのようなものをあげるの?」

「月次祭」で神様にご奉納する食事は、「神饌」(しんせん)と言います。内容は、日々にお上げする物より品物の数など多く、お酒、乾物、野菜、果物、お菓子などもお上げいたします。その季節の旬のものもおあげします。

●当社(光明稲荷神社)の月次祭ではどんな事をするの?

①ご奉斎しております稲荷大神様から畏れ多くも毎回、月次祭の中でこのひと月の事に関するご神託を戴いております。そのお言葉はその度に違う内容です。ご神託を戴きます。※必要である場合のみとなります。

②イナリダイジ(当社スタッフ)ノオリジナル楽曲を奉納歌として歌唱します。

さあ、いよいよ新緑の季節、五月です。桜に変わり早くもツツジや菖蒲の花が咲き始めました。我が家の庭の花々もあちこちで可愛い花を咲かせています。

今月も元気に笑顔で参りましょう。笑う門には福来る!!

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