皆さま、こんにちは。光明稲荷神社 神職 髙野です。2024.4.21開催、稲荷の神を知る会 神道セミナー 第11回開催リポートさせていただきます。
今回は、春の神道セミナーということで、特別バージョン!セミナー終了後、希望者のみでタケノコ堀りをしました。(≧▽≦)そのリポートもさせて戴きます。
さて、今回の神道セミナーの内容は、以下の通りで開催させて戴きました。
- 神饌について
- 神饌って何?
- 神饌に用いるお道具の名称と使い方
①ご神饌、奉献の品々を乗せる主たる土器(かわらけ)類
②神饌を載せる台類など
- 日供(日々のお供えするもの)について
①日供でおあげする品物とは?
②奉献の順番
③神饌の品の載せ方の例
④神饌の盛り方
- 家庭祭祀における神事について
①心構えと注意点
②家庭祭祀における式次第と作法
神饌でおあげする食品類の事、お道具の名称や使い方、盛り方、神饌をどれからあげていくのか?下げるときは? その順番なども、お伝えしました。
さあ、いよいよ、皆さんで「ご家庭で日々執り行う神事」日供における一通りの作法を学んでいきます!!
作法は、緊張しますね~。真剣そのものです。足はどっちからだっけ??え~と、土器の蓋は? 燈明のつける順番は??おじぎはいつするんだっけ??分かっていても混乱しますね~。(◎_◎;)
「神様に失礼無いようにしたい!!」ただ、手をパンパンって叩いて、水をあげる、そんなことだけじゃない。手を洗って口をゆすぎ、ちゃんと身なりを整えて神様に向かわせて戴きたい。ご守護いただいている感謝を込めてさせて戴きたい。
そんな皆様の真摯な思いがヒシヒシと伝わってまいります!! ( ;∀;)
「道」とつく、日本伝統の文化である茶道、香道、剣道、柔道など素晴らしい様々なものがありますね。これらは、皆、全て美しい「作法」に則って行います。
そして、その作法の根底には「日本人の心」が宿っています。大事な事は神様を始め、おもてなしをされる方に対する礼節、尊敬。「真心」「誠意」の心を以て作法をします。
気難しいと思いがちですが、この「作法」の所作である動きは、とっても理にかなった動きであり、最高の事ができるのです。全く余計な動き、中途半端な動きでありませんので全てに簡潔、美しさがあります。
神事での作法も決して非日常、面倒くさい格式ばった特別の事ではなく、日常生活における動作にも役に立つ、まさに美しい国、日本、日本人の心、そのものなのです。
皆様が真心こめて一生懸命に神事をする姿、神様はちゃんと見ておられます。日々、しっかりと、心を込めた丁寧な作法ができますように皆さまに一つひとつ、お伝え致しました。
今回も初めて学ぶことがあったり、今までやっていたお日供を改めて見直す良き機会となった事と思います。初めてのことだし、知らないことだから、出来るかどうか心配、、ということよりも、興味あること、疑問があるならば、とにかく動いて発言して、確かめていくことです。
失敗など恐れる必要はありません。一生懸命に進む中、たとえ何か違っていたとしても直して進んでいけばいいのです。何も恥ずかしいことではありません。好きなこと、あなたにとって大事な事、必要な事ならば、何も気にする必要はないのです。
何事も塵も積もれば山となる。ひとつひとつ、確実に歩んでまいりましょう。この姿を大神様は微笑んでご覧になられていらっしゃいますよ。
今回も沢山の学びをご一緒させて戴き貴重な時間を共有させて戴けました事心より感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
皆さま、本日はセミナーお疲れさまでした。
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さて、セミナー終了後は、近隣にあります山で春の最大イベント、「タケノコ堀り」をご希望者様でさせて戴きました。
意気揚々と皆さん、スコップ片手に沢山のタケノコを収穫!!タケノコ堀りは初めての方も、久しぶりっという方も泥んこになって(笑) 普段の雑踏から離れ、里山の自然の中に包まれて、幸せなひと時、満喫できました。(*^-^*)
この日は天気予報では「雨」 今にも振り出しそうな空模様。心配はしてましたが、いざ、山へ!!
皆さんとタケノコを掘りを終了し、無事に当社まで車で戻りドアから出た途端、雨がザーッっっ!! びっくりです。されど、これも大神様の御力、ご守護のたまもの。大神様、誠にありがとうございます!!!
しっかりと、神道を学んだ皆様へのご褒美に違いないですね。(≧▽≦)早速、我が家では大神様にご奉納させていただき、その日のうちに当社の無農薬米で作った米ぬかであく抜き。
次の日は、たけのこご飯でおいしく戴きました。自然の恵みに感謝!!ですね~(*^▽^*)