【第44回 神道セミナー再開催】稲荷大神様は、いつ稲荷山へ御鎮座されたのでしょうか|稲荷大神講座 第一講

目次

延期となっていた第44回神道セミナーを改めて開催いたします

皆さま、こんにちは。

光明稲荷神社 宮司 髙野みどりです。

いつも当神社のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。

延期となっておりました第44回神道セミナーを、このたび改めて開催させていただくこととなりました。

開催をお待ちくださっていた皆様には、改めまして心より御礼申し上げます。

今回の神道セミナーは、新たな学びの歩みとして始める**「稲荷大神講座 第一講」**です。

テーマは、「稲荷大神様は、いつ稲荷山へ御鎮座されたのでしょうか」です。

「稲荷大神様は、いつ稲荷山へ御鎮座されたのでしょうか」

稲荷大神様を日頃よりお敬いされている方も、最近になって稲荷信仰に関心を持たれた方も、「稲荷大神様とは、どのような神様なのだろう」「いつから稲荷山にお祀りされているのだろう」と思われたことがあるかもしれません。

今回は、そのような素朴な問いを入口として、神話・歴史・信仰というそれぞれの視点を大切にしながら、稲荷大神様への理解を皆様とご一緒に深めてまいります。

神道について詳しい知識をお持ちでなくても大丈夫です。

初めて神道を学ばれる方にも、長年稲荷大神様をお敬いされてきた方にも、それぞれの立場から大神様とのご神縁を感じていただける時間となれば幸いです。

※初めて光明稲荷神社のホームページをご覧になった方は、当社ご紹介ページもあわせてご覧ください。

「711年御鎮座」という言葉の向こう側へ

稲荷大神様の御鎮座について調べると、「和銅四年(711年)」という年を目にすることがあります。

では、この「御鎮座」とは、どのようなことを意味するのでしょうか。

また、『古事記』に登場する宇迦之御魂神と、今日多くの神社でお祀りされている稲荷大神様との関わりを、私たちはどのように受け止めればよいのでしょうか。

こうしたことを学んでいくと、単に年代や名称を覚えるだけでは見えてこない、日本人が長い年月をかけて育んできた神様への敬いと祈りの世界が見えてきます。

今回の講座では、「いつ御鎮座されたのか」という問いだけに答えを求めるのではありません。

その背景にある神話や歴史、人々が受け継いできた信仰にも心を寄せながら、稲荷大神様について丁寧に紐解いてまいります。

稲荷大神様を「知る」ことから、ご神縁を深めることへ

神様について学ぶことは、知識を増やすことだけではないと私は考えています。

神様について知ることで、これまで何気なく手を合わせていた時間が、少し違って感じられることがあります。

日々いただいている食べ物。

自然からいただく恵み。

人との出会いやご縁。

そして、今日という一日を生かされていること。

そうした日常の中にある多くの恵みに気づいたとき、神様への感謝もまた、より身近なものになっていくのではないでしょうか。

稲荷大神様は「五穀豊穣」だけでは語り尽くせない大神様

稲荷大神様というと、「五穀豊穣の神様」「商売繁昌の神様」という印象をお持ちの方も多いことでしょう。

もちろん、それらも大切な御神徳です。

しかし、私自身、稲荷大神様とのご神縁をいただき二十五年以上、また神職として十八年ご奉仕をさせていただく中で、稲荷大神様の御神徳の広さと深さを幾度となく感じてまいりました。

命を育み、命を結び、そして命を生かしてくださる大神様。

私たちが毎日いただいている食物も、自然の恵みも、人とのご縁も、決して当たり前のものではありません。

稲荷大神様について学ぶことを通して、私たち自身の暮らしの中にある御恵みにも、改めて心を向けていただければと思っています。

第一講では「神話・歴史・信仰」の三つの視点を大切にします

神様について学んでいると、「神話」と「歴史」、そして長い年月の中で育まれてきた「信仰」が、一緒に語られることがあります。

しかし、それぞれには異なる役割と大切な意味があります。

今回の講座では、それらを無理に一つの答えへまとめるのではなく、それぞれを尊重しながら学んでまいります。

神話から神様のお働きに心を寄せる

日本神話には、神様のお働きや御神徳、そして古来の人々が世界や自然、命をどのように受け止めてきたのかを感じさせる物語が伝えられています。

第一講では、『古事記』に記される宇迦之御魂神についても触れながら、稲荷大神様との関わりについて考えてまいります。

歴史から信仰の歩みをたどる

神社や信仰には、人々が長い年月をかけて受け継いできた歴史があります。

いつ、どのように神様がお祀りされるようになったのか。

どのような人々が祈りを捧げ、その信仰を後世へ伝えてきたのか。

歴史を知ることは、現在まで続いてきた信仰の歩みに触れることでもあります。

信仰は、今を生きる私たちにもつながっています

信仰は、過去の人々だけのものではありません。

私たちが神社で手を合わせること。

自然の恵みに感謝すること。

日々いただいている命を大切にすること。

人とのご縁をありがたく受け止めること。

そうした一つひとつの心もまた、今を生きる私たちと神様とのご縁につながっているのではないでしょうか。

史料・伝承・考察を大切に分けながらお伝えします

神道や稲荷信仰について学んでいくと、古典に記された内容だけでなく、社伝や地域に残る伝承、さまざまな研究や解釈にも出会います。

それぞれを混同してしまうと、「何が史料に記されていることなのか」「何が伝承なのか」が分からなくなることがあります。

そこで本講座では、その違いをできるだけ丁寧にお伝えすることを大切にしています。

史料に記されていること

『古事記』『日本書紀』をはじめとする古典や、神社に伝えられてきた記録など、確認できる史料については、その内容を尊重しながらお話しいたします。

長く受け継がれてきた伝承

一方、日本の信仰文化には、文献だけでは語ることのできない伝承や口伝もあります。

山々への信仰、土地に伝わる祈り、人々が代々受け継いできた神様への敬い。

それらを史実と同じものとして扱うのではなく、「伝承として受け継がれてきたこと」を大切にしながらご紹介いたします。

考察は考察として

神道や神話については、研究者や神職によってもさまざまな考え方があります。

本講座でも、私自身の考察をお話しする場合には、史実や伝承と混同することなく、「一つの考察」としてお伝えしてまいります。

一つの見解だけを正解とするのではなく、皆様ご自身が考え、感じることも大切にしていただきたいと思っています。

知識を聞くだけではなく、皆様と共に考える時間も大切にします

当社の神道セミナーでは、私がお話しするだけではなく、ご参加くださる皆様と共に考える時間も設けております。

神様について学んだとき、ご自身が何を感じられたのか。

これまでのご参拝や人生の中で、神様とのご縁をどのように感じてこられたのか。

正解を求めるためではなく、それぞれが感じられたことに心を寄せる時間です。

体験ワークと分かち合い

講座の中では、体験ワークや皆様との分かち合いの時間も予定しております。

初めて参加される方に無理にお話しいただくようなものではありません。

お話しされたい方はお話しになり、静かに聞いていたい方は、ほかの方のお話に耳を傾けていただくだけでも大丈夫です。

それぞれの方が安心してご参加いただける場を大切にしたいと思っています。

このような方におすすめの神道セミナーです

・稲荷大神様について、改めて基礎から学んでみたい方

・「711年御鎮座」の意味や背景について知りたい方

・『古事記』に登場する宇迦之御魂神について学びたい方

・神話と歴史、信仰の違いを整理して理解したい方

・稲荷信仰や日本の神様について関心をお持ちの方

・神社参拝を、これまでより少し深い心で味わってみたい方

・神様への感謝をご自身の日々の暮らしにも生かしていきたい方

神道について初めて学ばれる方も歓迎いたします。

難しい専門知識を前提とした講座ではありませんので、どうぞ安心してご参加ください。

第44回 神道セミナー「稲荷大神講座 第一講」開催概要

テーマ

「稲荷大神様は、いつ稲荷山へ御鎮座されたのでしょうか」

― 神話・歴史・信仰を敬い、ご神縁を育む第一講 ―

開催日時

2026年8月23日(日)

13時00分~15時30分(予定)

開催方法

光明稲荷神社(対面)

または

Zoom(オンライン)

※対面・Zoom同時開催

主な講座内容

・稲荷大神様は、いつ存在されたのでしょうか

・稲荷大神様は、いつ稲荷山へ御鎮座されたのでしょうか

・なぜ稲荷山が御鎮座の地となったのでしょうか

・『古事記』に記される宇迦之御魂神

・神話・歴史・信仰、それぞれの受け止め方

・史料、伝承、考察について

・体験ワーク

・ご参加いただいた皆様との分かち合い

持ち物

・筆記用具

・祝詞本(お持ちの方)

・飲み物

※Zoomでのご参加をご希望の方は、お申し込みの際にお知らせください。

※開催場所の詳細な所在地および駐車場のご案内は、防犯および安全管理のため、お申し込みいただいた方へ個別にご案内しております。

お申し込みについて

延期により一度お待たせすることとなりましたが、このたび改めて皆様とご一緒に学びの時間を持てますことを、大変ありがたく感じております。

「稲荷大神講座」は、知識を増やすことだけを目的とするものではありません。

大神様について知り、学び、その御神徳に心を寄せることを通して、普段の暮らしの中にある御恵みやご神縁にも気づいていただく。

そのような時間を皆様と共に育んでまいりたいと願っています。

初めての方も、これまで神道セミナーへご参加くださっている方も、どうぞお気軽にご参加ください。

あわせてご覧ください

稲荷大神様や光明稲荷神社について、より理解を深めていただくために、以下のページもあわせてご覧ください。

結びに ― 稲荷大神様を知ることは、日々の御恵みに気づくこと

私たちの日々の暮らしは、多くの命と自然の恵みに支えられています。

朝を迎えられること。

食事をいただけること。

雨が大地を潤し、植物が育つこと。

誰かと出会い、ご縁を結ぶこと。

一つひとつを見れば、何気ない日常の出来事かもしれません。

けれども、そこに少し心を向けてみると、私たちがどれほど多くの御恵みの中で生かされているのかに気づくことがあります。

稲荷大神様について学ぶことが、遠い昔の神話や歴史を知るだけでなく、今を生きる私たち自身の暮らしを見つめ直すきっかけとなりましたら幸いです。

神話を敬い、歴史に学び、長く受け継がれてきた信仰に心を寄せながら、稲荷大神様への敬いとご神縁を、皆様とご一緒に深めてまいりたいと思います。

延期を経て、こうして改めて皆様をご案内できますことに、心より感謝申し上げます。

当日、皆様とお目にかかれますことを楽しみにしております。

皆様との尊いご神縁に、深く感謝申し上げます。

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