令和八年八月一日 月次祭を斎行いたしました

皆さま、こんにちは。
光明稲荷神社宮司の髙野みどりでございます。
本日、令和八年八月一日、朝から真夏を思わせる強い陽射しが降り注ぐ中、光明稲荷神社において月次祭を厳かに斎行いたしました。
毎月こうして無事に月次祭をお勤めできますことも、大神様のお導きと、日頃よりお支えくださる崇敬者の皆さまのおかげでございます。
心より感謝申し上げます。
熊本地震で被災された皆さまへお祈りを捧げて

七月二十八日、熊本県において大きな地震が発生いたしました。
このたびの震災により尊い命を失われた方々、そして動物たちの御霊が安らかでありますよう、心よりお祈り申し上げます。
また、被災された皆さまに謹んでお見舞い申し上げます。
報道を通して被害の様子を知るたび、胸が締め付けられる思いでおります。
本日の月次祭では、亡くなられた方々と動物たちの御霊が安らかに鎮まられますように、そして被災された皆さま、動物たちが一日も早く心身の平穏を取り戻され、地域の復興が進みますよう、大神様へ心を込めてご祈念申し上げました。
崇敬者の皆さまの真心に感謝
当社は伏見稲荷大社より御分霊をお迎えし、小さな神社ではございますが内拝殿を設け、日々大神様へご奉仕しております。
社務所と住居を兼ねておりますため自由参拝はお受けしておりませんが、ご予約のうえ全国各地より多くの崇敬者の皆さまにご参拝いただき、ご祈祷や神事をご奉仕させていただいております。
本日の月次祭では、崇敬者の塚本様よりご奉納のお品をお送りいただきました。
大神様へご報告申し上げ、ご神前へ丁重にお供えいたしました。
いつも変わらぬ温かいお心遣いに、深く感謝申し上げます。
祝詞奏上の後に賜った稲荷大神様のお言葉

「己の心が揺らいだ時、一番最初の位置へ戻りなさい」
祝詞奏上の後、先月までのお守りに感謝を申し上げるとともに、今月も皆さま、そして世界中の人々、動物たちをはじめ、生きとし生けるものすべてが、笑顔あふれる日々を過ごせますようご祈念いたしました。
その後、畏れ多くも佐田彦大神様よりお言葉を賜りました。
「己の心が揺らいだ時、原因を探し回るのではなく、一番最初の位置へと戻りなさい。」
実際には大和言葉による尊いお言葉でしたが、現代の言葉で表すなら、このような意味であると拝受いたしました。
人はなぜ原因を外に求めてしまうのでしょうか

心が揺らぐ時こそ、自らを見つめ直す
私自身も含め、人は困難や問題に直面すると、
「なぜこのようなことが起きたのだろう。」
「誰が悪かったのだろう。」
「何が原因なのだろう。」
と、どうしても外側へ答えを探しに行きがちです。
しかし、その一方で、自分自身の心の在り方を静かに見つめることは、案外少ないのかもしれません。
大神様のお言葉は、そのことを静かに教えてくださっているように感じました。
動物たちから学んできたこと

素直に今を受け入れて生きる姿
私はこれまで、多くの動物たちと出会い、数え切れないほどのことを教えていただいてきました。
彼らも時には失敗し、思いどおりにならない出来事に出会います。
それでも、その出来事をいつまでも誰かのせいにしたり、言い訳を探し続けたりする姿を見ることはほとんどありません。
今を受け止め、次の一歩を歩み始める。
その純粋な姿勢には、いつも学ばせていただいております。
「最初の位置へ戻る」とは何か

神様の前に立った日の初心へ
稲荷大神様は、いつも多くを語られるわけではありません。
短いお言葉の中に深い意味が込められており、その意味を自ら考え、学び、人生の中で体得していくことを教えてくださいます。
今回のお言葉を拝受しながら私が思い浮かべたのは、「一番最初の位置」とは、大神様の御前で誓った初心ではないかということでした。
神様を敬い、素直な心で手を合わせたあの日。
何のためにこの道を歩み始めたのか。
何を大切にして生きようと決めたのか。
その原点へ立ち返ることが、揺らいだ心を整えることにつながるのではないでしょうか。
また、この教えは、大祓詞に示される「本来あるべき清らかな姿へ立ち返る」という御心にも通じるものがあるように感じました。
初心へ帰ることが、進む力になる

日々を生きておりますと、仕事、人間関係、社会情勢など、思いがけない出来事が次々と起こります。
だからこそ、原因ばかりを追い求めるのではなく、自らの原点へ立ち返る。
そこから改めて歩み始めることが、大神様のお示しくださった「随神の道」なのかもしれません。
私たちは皆、人生の中で心が揺らぐ時があります。そのような時こそ、大神様のお言葉を胸に、自らの初心へ立ち返り、一歩ずつ歩みを進めてまいりたいものです。
今回もまた、私自身にとって大きな学びをいただいた月次祭となりました。
稲荷大神様に心より感謝申し上げます。
暑さに気を付けながら、実り多き八月となりますように

いよいよ八月を迎え、夏本番となりました。
暑さも一段と厳しくなりますので、どうぞ熱中症には十分お気を付けいただき、水分と休息を大切になさってください。
皆さまが健やかに、笑顔あふれる毎日を過ごされますことを心よりお祈り申し上げます。
笑う門には福来る。
今月も稲荷大神様の大いなる御神徳が、皆さまの上に豊かにお授けくださいますよう、心よりご祈念申し上げます。
