月次祭 令和八年五月十五日|心の安定と平常心――大神様に見守られて生きるということ

目次

月次祭 令和八年五月十五日

皆さま、こんにちは。
光明稲荷神社 宮司 髙野みどりです。

本日、令和八年五月十五日、月次祭を斎行させていただきました。

月次祭とは、毎月決まった日に大神様へ感謝を捧げ、日々の平穏とご加護を祈念する大切なお祭りです。

こうして無事に祭典をお仕えできますこと、大神様の大いなる御神徳、そして皆さまの温かなご崇敬の賜物と、深く感謝申し上げます。

本日の月次祭にて、あらためて感じたのは、「心の安定」の大切さでございました。

私たちは日々、多くのことに追われながら生きています。
やるべきことは尽きることなく、どれを優先すべきか分からなくなり、心が散らかってしまうこともあります。

さらに人生には、突然の出来事や思いがけない試練が訪れます。
そのような時に限って、平常心を保つことが難しくなるものです。

普段であれば冷静に判断できることも、心が乱れると、何をどうすればよいのか分からなくなってしまう。
「自分で何とかしなければ」と力を入れすぎて、かえって苦しくなることもあります。

けれども、それもまた人間らしさなのでしょう。

平常心とは、自分の軸に還ること

我が家の愛猫たちを見ておりますと、実に見事なまでの“マイペース”です。
どのような状況でも慌てず、必要な時には瞬時に動き、また静かに落ち着きを取り戻している。

外で生きてきた経験があるからこその、しなやかな強さなのでしょう。
その姿に、「臨機応変」とは何かを教えられる思いがいたします。

人もまた、本来はそのように生きられるのかもしれません。

そのために必要なのは、自分一人の力だけで生きようとしないこと。
自らの軸――すなわち、源である大神様を心にお迎えすることではないでしょうか。

「いつも大神様が見守ってくださっている」

そう思えるだけで、不思議と心が整い、慌てる気持ちが静まってまいります。

人の知恵や力には限りがあります。
だからこそ、大神様のお導きをいただきながら歩むことが、何よりの安心につながるのだと感じます。

大丈夫――大神様は必ず見ていてくださる

皆さまは、日々本当に懸命に生きておられます。
それぞれの場所で努力を重ね、悩みながらも前へ進んでおられる。

もし今、心が乱れてしまうことがあったとしても、どうか深呼吸をしてください。

正しき道を歩もうとしているならば、大神様は必ず見守ってくださっています。

焦らなくて大丈夫。
一人で抱え込まなくて大丈夫。

まずは心を静め、大神様の御前に手を合わせる。
そのひとときが、再び前を向く力となってくださることでしょう。

五月も半ばを迎えました。
新緑の清々しい気が満ちるこの季節、どうか笑顔を忘れずに。

「笑う門には福来る」

皆さまの毎日が、大神様のご加護のもと、明るく穏やかなものでありますよう、心よりお祈り申し上げます。

目次